EPA・DHAの効果とは?まとめました。

DHA・EPAについて

最近、EPA・DHAという言葉を耳にしますが、各国で臨床試験が繰り返され、さまざまな効果が明らかになりました。 今では「中性脂肪、コレステロールの低下効果」に加え、「アトピーやアレルギーへの効果」も認められるようになっています。

DHA(ドコサヘキサエン酸)って何だろう?

一言で言えば「私たちの体に必須の脂肪酸(栄養素)」です。脂肪酸とは、脂質いわゆる「油」を構成するモトになるものです。
「必須」と言うだけに、人間の脳や目の網膜、それから心臓(心筋)、胎盤や精子、母乳に多く含まれています。それほど大切な存在でありながら、やっかいなことに体内ではほとんど作られず、外部から摂る–つまり食事を通じて摂取するしかないのです。
出典元:DHAって何?:DHAが何か分かりやすく解説 | DHAのチカラ | マルハニチロ株式会社

EPA(エイコサペンタエン酸)って何だろう?

1960年代にデンマークのダイアベルグ博士らが行った、デンマーク自治領であるグリーンランドのイヌイットの人々を対象に行った疫学調査がきっかけです。
この調査では、n-3系脂肪酸の摂取量が多いイヌイットには、心疾患がほとんど認められませんでした。このことからEPAなどのn-3系脂肪酸が動脈硬化を予防すると考えられています。
出典元:ニッスイ|サラサラ生活向上委員会|EPA・DHAってなに?

DHA・EPAの効果について

血液サラサラ効果

EPAが赤血球の膜をやわらかくすることで、毛細血管のような狭いところへもスムーズに流れるようにします。
出典元:ニッスイ|サラサラ生活向上委員会|EPA・DHAが注目される理由

血管しなやか効果

富山県氷見市の漁村部と農村部で、血管を脈が伝わる速度を比較したところ、漁村部の方が平均70cm/秒遅いという結果が出ています。これを血管年齢でみると、魚を多く食べる、つまりEPA摂取量が多い人の方が、平均して7年も血管年齢が若いということになります。
出典元:ニッスイ|サラサラ生活向上委員会|EPA・DHAが注目される理由

持久力の向上効果

順天堂大学駅伝チームとニッスイの研究により、EPAをトレーニング中に摂取することで、赤血球のサラサラ効果によって末梢への酸素供給能力が高められ、持久力の向上につながることがわかりました。
出典元:ニッスイ|サラサラ生活向上委員会|EPA・DHAが注目される理由

抗炎症作用

EPAは、体内の過剰な免疫反応や炎症を抑制する効果も確認されており、米国やカナダでは、手術後の抗炎症効果を目的としたEPA摂取が医療ガイドラインとして推奨されています。
出典元:ニッスイ|サラサラ生活向上委員会|EPA・DHAが注目される理由

その他

抗アレルギー効果・精神安定効果・眼精疲労抑制効果・肌の潤い効果などが期待されています。
出典元:ニッスイ|サラサラ生活向上委員会|EPA・DHAが注目される理由

EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、ω-3系列の高度不飽和脂肪酸の一つです。EPA、DHAどちらも、お魚の脂に多く含 まれている栄養素で、化学構造式も本当によく似ています。化学構造式上でいえば、EPAはDHAの前段階と思っていただければよいでしょう。そのため、作用的にも似ている点が多いといえます。

DHA・EPAの違いは?

DHAの脳に働くという作用は、EPAにはありません。

口から摂取されたDHAは、脳関門を通過することができるのです。
出典元:DHA FAQ:DHAに関するよくあるご質問|DHAのチカラ|マルハニチロ株式会社

EPAの作用でDHAよりも比較的強い効果がみられるものは、抗血栓作用

血液をかたまらせにくくするため、血栓ができにくいサラサラな血になるというわけです。
出典元:DHA FAQ:DHAに関するよくあるご質問|DHAのチカラ|マルハニチロ株式会社

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