脂肪細胞の種類について
私たちは食事を摂ることによって活動エネルギーを作っています。
必要な分量だけ摂取してすべてエネルギーとして活用していれば良いのですが、食事量が多すぎると脂肪細胞に運ばれて体内に脂肪として蓄えられてしまいます。
人間には2種類の脂肪細胞があり、その細胞によってエネルギーを作り出しています。
まず。2種類の脂肪があるとされています。
脂肪ときいて思い浮かべる白い脂肪でしょうが、実は茶色い脂肪もあるのです。この茶色い脂肪は褐色脂肪といい)、
白色のいわゆる脂肪とは違います。
皮下脂肪・内臓脂肪などは主に白い脂肪です。
白色脂肪細胞は体の至る所にありますが、ウエスト周りなどにもあるため、プロポーションを意識する女性には嬉しくないかもしれません。
中性脂肪が多い人は、白色脂肪細胞が多いことから、食事量が多く摂りすぎたカロリーを、蓄積してしまっていると考えられます。
褐色脂肪細胞は年齢と共に減少します。
成人する頃には生まれたばかりの時の半数以下に下回るのです。
つまり、年齢を重ねるたびに中性脂肪が高くなっていくわけです。
褐色脂肪細胞は遺伝によって少ないこともあります。遺伝の影響で、太りやすい人とそうでない人に分かれることがあります。
褐色脂肪細胞に対して、日本人の3分の1は変異性を持っていると言われています。褐色脂肪細胞が少なく、白色脂肪細胞ばかり働いてしまう人は多いのです。
遺伝のせいで太りやすい体質の方は特に摂取カロリーを意識しないと、脂肪を蓄えやすい体質のため、太ってしまうのも仕方がないことなのです。
しかし、褐色脂肪細胞が活動しにくい要素は他にもあります。
食事の時間が不規則だったり、昼と夜の区別がついていなかったりすると、生活習慣によっても褐色脂肪細胞の働き方が変わるため、自分の生活を見直しましょう。