脂質異常症という病気の詳細な説明と、解消方法について

コレステロールについて

脂質異常症という病気の詳細な説明と、解消方法について

脂質異常症をもっと深く知る!

現代人の生活スタイルによって起こりやい疾患を生活習慣病と言います。もちろん全てが生活習慣病にかかるわけではありませんが、便利な生活によって歩いたりといった運動をする機会が減ったり、食生活において脂質や糖分の多い食事が増えたりといった要素が多くなることで起こるものです。

その生活習慣病を引き起こすきっかけの1つのなるのが脂質異常症。脂質異常症とは、文字どおり血中に脂質が異常に増えている状態を指します。特に血中の脂質の中でもコレステロールや中性脂肪の割合が増えることによって、さまざまな疾患を引き起こすとされており、放置しておくと後々重篤な疾患に陥る危険性があります。

脂質異常症の状態で血中のコレステロールや中性脂肪が増加すると、本来は代謝によって正常値に保たれるべきものが処理しきれなくなり、いつまでも血中にとどまり続けることになります。すると、血液がドロドロの状態になって流れが悪くなり、流れなくなることで血管壁に脂質が蓄積しやすくなります。

 

結果、蓄積した脂質が血管壁を狭めたり硬くしたりといった動脈硬化のような弊害が起き、最後には血管をふさいでしまうこととなります。そうなると血流が完全に阻害され、末端に血液が流れなくなってしまいます。

 

この血液の流れが脳に及ばなくなると脳梗塞が起こったり、蓄積したものが塞栓となって心臓に到達すると心筋梗塞が起きてしまったりと、生命に関わる重篤な疾患に陥る危険性があるのです。脂質異常症とは放っておくと大変なことになる症状なのです。

脂質異常を解消する方法

脂質異常症とは、血中の脂質が多い状態はもちろんのこと、脂質が少ない状態のことも指します。それぞれに健康に弊害がありますが、特に脂質が多い状態では血流に大きな影響を与えるため、早急な対策が必要であるとされています。

脂質異常症の中でも大半が高コレステロール血症と言われており、その中でも悪玉コレステロールであるldlコレステロールの値が高い高ldlコレステロール血症、またldlを有効に清掃するhdlコレステロールの値が低い低hdlコレステロール血症が問題視されています。

脂質異常症によって血管内に蓄積するコレステロールはldlコレステロールであり、血中にあるコレステロールの割合の中でldlとhdlのバランスが崩れてldlが過剰になることで動脈硬化の原因になります。そのような脂質異常症を解消するには、ldlだけを下げるのは難しいため、総コレステロールを下げてldlが発生する確率を下げるという対策が採られます。

具体的には、コレステロールを下げるために有酸素運動を行ったり、コレステロールを含む食品、またはコレステロールを生成しやすい食品を避けたりといった食事を意識することが挙げられます。脂質異常症は生活習慣病に分離されるものですから、生活習慣を正すことで改善を図ることができるのです。

しかし、血中のコレステロールは食物で摂取したものは3割程度であり、あとの7割は体内にて生成されるものです。つまり、必ずしも食物だけで劇的に数値をコントロールできるものでもないようです。

脂質異常症を有効に改善するためには、食事や運動をバランスよく行いながら、サプリメントなどの補助食品を摂取するなどを併用することも有効です。そうすればさらにコレステロールを下げる効果が期待できます。

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