アルコールと中性脂肪の関係
中性脂肪は食事によって上がってしまう
中性脂肪は脂っこい食べ物や、甘い食べ物のせいで増えてしまう人もいます。しかし、アルコールの摂取によって中性脂肪の増加を引き起こす可能性も十分にあります。実は、中性脂肪が高い方は、すべての方が脂っこい食べ物が好きというわけではありません。
お酒をよく飲まれる方や、深夜に食事を摂る方、あまり運動をしない方でも中性脂肪が高い傾向にあります。「ちょっとくらいなら大丈夫」と油断する人も少なくありません。
しかし、毎日少量でもアルコールを摂取し続けると、中性脂肪がどんどん高くなってしまいます。アルコールは摂取すると、肝臓で分解され代謝活動が行われます。その際に形成されてしまうものが中性脂肪です。
1日どれくらいのアルコールなら良いのか?
アルコールを摂取すると、肝臓への負担が大きくなります。肝臓を休ませなければ中性脂肪の量は減少しません。
では、1日どれくらいのアルコール摂取なら肝臓が弱ることもなく、健康でいられるのでしょうか。
中性脂肪の減少を意識しながら、アルコールを飲みたいという方もいると思います。このとき、アルコール量を抑えることも大切ですが、飲むスピードを減らしながら飲むべきです。例えばビールの大瓶を1本飲むとしたら、アルコールを肝臓が分解する速度は4時間ほど。
ビール1本に対して4時間の分解時間が必要なのですから、それ以上飲むと4時間以上肝臓が休まらないことになります。そこで、アルコールを飲む際は、ビール大瓶1本なら30分以上時間をかけて飲みましょう。
一気に、大量に飲んでしまうと肝臓が休まらず、中性脂肪がどんどん溜まっていくのです。