中性脂肪を下げるには食事を改善する
日々の食事の改善が大事
溜まった脂肪を減らす方法と言えば、運動や食事制限などが一般的に知られていますが、中性脂肪に関しては、そうしたやり方だけでは思うように結果を得ることが難しいと言えます。
血液中に存在する、備蓄用のエネルギーである中性脂肪は、少なくとも20分以上の有酸素運動を行い、活発な燃焼作用を促さなければならないからです。また食事においても、分量を減らして体型だけが細くなっても、動脈硬化の要因となる血中の中性脂肪は減少していないケースが充分に考えられます。こうした失敗を防ぐためには、食事内容の改善がポイントとなります。
動脈硬化は、血液がドロドロになり、悪玉コレステロール値が高まることで起こります。そのため、サラサラな血流に繋げられる食事、食品選びなどが有効となります。例えば、天然のミネラルを多く含む海藻食品と、血流改善に効果のあるタマネギを使用したサラダです。
加えて、ドレッシングにも油分を抑えたものを取り入れるとより効果的です。次に、中性脂肪を下げるための薬等にも用いられる、EPA・DHAが豊富なイワシ・ハマチ・ブリなどの青物魚は特に有効な食品となります。しかしこの際、調理法には気を付けましょう。有効成分は魚油に含まれるため、焼き魚などでは多くが流れ出てしまいます。ホイル焼きや汁物としての使用であれば、そうした心配が軽減できます。
また、多忙な日々を送っており、なかなか食事に気を遣えないと言った人には、有効成分の手軽な摂取に役立てることのできる、サプリメントがおすすめです。その他、食事面での工夫にプラスして取り入れても、効果的です。
こんな食生活はダメ!
次に、気を付けたい食生活についてです。どんなに上述のような中性脂肪を下げることに適した食事を心掛けていても、逆に増加を促進してしまう食品ばかり口にしていては、効果が薄れ、動脈硬化の危険性が伴ってしまいます。
例えば、中性脂肪の蓄積に繋がりやすい、糖や炭水化物、脂質の過度な摂取は適しません。これらは活動におけるエネルギー源となる重要な栄養素ですが、飽和状態になると、血液によって運ばれ、内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積されてしまいます。同時に、中性脂肪値も高まる形となります。
また、血行の阻害に影響する、飲酒も原因の一つです。適度なアルコールは細胞活動の活性化に役立ちますが、量の調節は欠かせません。節酒、もしくは禁酒などに注力することで、値を下げる作用に繋げることができます。そして、夕食や就寝前の多量な食事も避けましょう。食べてから寝るまでの運動量が少ないため、充分に燃焼が行われず、こちらもまた、エネルギーの飽和に繋がる食事となってしまいます。
とは言え、こうした注意点を実践しても、体質によってはなかなか中性脂肪値に下がる傾向が見られない場合もあります。
一日の運動量が少ない、オフィスワークをする人や、主婦の方などは、特にそうした状況に陥りがちです。そんな際には、こちらのサプリメントのような、栄養補助食品を活用した方法が効果的です。もちろん、食事における注力も欠かせませんが、加えてこれらを取り入れることで、より中性脂肪を下げる効果に期待が持てます。
ポイント
■ただ食べる量を減らすだけでは中性脂肪は減らない
■糖や炭水化物の過剰摂取や過度の飲酒、就寝前の食事は避ける